これは殺された女性が残した“街の七不思議”を巡る少年少女の摩訶不思議な冒険の物語である。
〈七不思議〉
1:Sトンネルの同乗者
2:永遠命研究所
3:三笠峠の首あり地蔵
4:自殺ダムの子供
5:山姥村
6:井戸の家
7:7つ目も知ると死ぬ
〈登場人物〉
木島悠介…小学六年生 男子
オカルトマニアの酒屋の息子。掲示係
波多野沙月…小学六年生 優等生女の子
親が弁護士。従姉妹の死をきっかけに“街の七不思議”の真相に興味を持つ。掲示係
畑三奈…小学六年生 夏休みの終わりに来た転校生
両親の離婚をきっかけにこの街にやってきた少女。掲示係
魔女…謎めいた老婆 “魔女の家”に住んでいる
感想
完璧に騙された。
本格ミステリー✖︎オカルト✖︎少年少女の小さな冒険
この三つが揃った作品は中々に無い名作です。
七不思議を探索しながらこの街の正体に迫っていく少年少女たちの冒険、胸を踊らせずにはいられない。
最後の結末には久しぶりに仰天しました。
特に中学生になろうとしているあなたにぜひ読んでほしい一冊