ビーンの本棚

小説や自己啓発本の感想文

岡田麿里『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。下』

生き返ってでも、叶えたかった夢ー

あらすじ

突然帰ってきた少女〈めんま〉のお願いを叶えるため、かつて幼なじみだった高校生達は再び集まった。しかし1人1人の胸には、それぞれの痛みがしまいこみー。

はたして、めんまのお願いは叶うのか?

めんまの本当の願いとは?

 

感想

あの日の出来事から超平和バスターズのメンバーそれぞれに痛みを抱え、しまい込んでいた。

後悔、片思い、未練、懺悔、秘密、5人が持つその胸の内、時は流れても消えない。

だが、一つの奇跡の誕生が止まってしまた超平和バスターズを動かす。

そして、めんまはあの人との約束を果たすためにやってきたのかもしれない。

きっとまた、生まれ変わりで会えるといいね。

超平和バスターズは♾ずっと仲良し』

最後、秘密基地に書かれたこの言葉が大人になる皆んなに送られたエールのような気がした。

 

アニメから知り、あの花のはまったあの夏はきっと夢ではなかった。