水車小屋のネネ 作者 津村記久子
毎日新聞出版 484ページ (本体1800円+税金)
これは人々が助け合い生きていく物語ー
しゃべる鳥〈ネネ〉も居るよ。
あらすじ
第59回「谷崎潤一郎賞」受賞!●「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位!●「キノベス!2024」第3位!―――――――――――――――誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説毎日新聞夕刊で話題となった連載小説
感想
久しぶりに人の温もりが感じられる小説に出会いました。
図書館のおすすめコーナーに置いてあり、気になって借りて読みました。
苦難の生活環境の中で姉妹で生きるために選択した道
お姉さんの行動力と生きる逞しさ。
ある食堂で働くことで出会ったしゃべる鳥〈ネネ〉
ネネの存在が姉妹にとっても大きな存在であり、人との縁を導くなくてはならないものとなっていく。
妹の律にとってネネは最初にできた〈友〉なのかもしれない。
18歳の姉と8歳の妹、10個違う姉妹がネネとそこに生きる大人たちの助け合い支え合う物語でした。