ビーンの本棚

小説や自己啓発本の感想文

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コンビニ人間 村田沙耶香

コンビニの世界が私の全てだったー あらすじ アラフォー未婚女性、吉倉恵子 大学卒業後も就職せずに、コンビニのバイトは開業当初からいるダイベテラン。 これまで、彼氏なし。 日々の食事はコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、 清潔なコンビニの…

騒がしい楽園 中山七里

子供にも降りかかってくる魔の手ー あらすじ 埼玉県秩父郡の片田舎から都内23区の幼稚園の赴任してきた幼稚園教諭・神尾舞子 様々な問題を抱える中、幼稚園生き物が何者かに殺される事件が立て続けに発生する。 やがて事件は最悪の方向へー 感想 都内や田舎…

池上彰の未来予測after2040 池上彰

未来を予測する一番の方法は、自分で未来をつくることだー ピーター・F・ドラッガー 未来予測に関する本は今や何冊も出版されています。 そんな中で気になっていたの一冊池上彰さんの「after2040」 を購入致しました。 テレビで何度か拝見したことのある…

ロスト・ケア 葉真中 顕

今、試される“どうやって最期を迎えるか”ー あらすじ 介護に追い詰められていく人々、正義にしがみつく偽善者、社会の中でもがき苦しむ人々の絶望を抉り出す、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。魂を揺さぶるミステリー小説の傑作に、驚きと感嘆の声! 感…

過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき

どこにも安全な場所なんてなかったー あらすじ 早々に進学先も決まった中学三年の二月、ひょんなことから中世ヨーロッパの古城のデッサンを拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。友…

鬼の哭く里 中山七里

呪いと風習ーそして令和の時代に あらすじ 終戦直後、岡山県の寒村で起きた惨殺事件。 犯人は捕まらず、とある山に姿を消したとされている。 その不気味な山から度々、不吉な哭き声が聞こえるようになった。 そして、鬼が哭いた夜は人が死ぬー呪い 令和にな…

水たまり場で息をする 高瀬隼子

夫が風呂に入らないー あらすじ 夫が風呂に入らなくなった。 夫が、何も起こらないはずだった二人の生活が静かに変わっていく。 感想 今回は趣向を変えて軽めの小説を読んでみました。 ページ数も約130〜140ページ程で隙間時に読むのに気苦労はしなかったで…