ビーンの本棚

小説や自己啓発本の感想文

中脇初枝『神の島のこどもたち』

終戦から7年が経った。まだ、戦いはおわっていない。

 

あらすじ

1952年。高校2年生のカミは神戸に行った幼馴染を想いながらも、家族と友人と沖永良部島で暮らしていた。しかし、いつまで経っても島は米政府の統治下に置かれたまま、復興が進み豊かになっていく日本全土から分離されている。カミたち島民は、悲願である本土への復帰を訴えるため、活動を始めるー

 

感想

主人公のカミが成長の物語でもある。