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小説や自己啓発本の感想文

ひぐらしひなつ『サッカー監督の決断と采配 傷だらけの名将たち』

サッカーの監督ほど残酷で、過酷で、素敵な仕事はないー

 

あらすじ

チームの命運を背負う指揮官たちの決断を描いたノンフィクション

 

非情になれなかった男ー田坂和昭

 

かくしてロックは鳴りやまずー木山隆之

 

「失敗しない男」のたったひとつの失敗ー北野誠

 

寡黙は金ー吉田譲

 

「昇格請負人」の仕事は終わらないー小林伸二

 

石の上にも25年ー石崎信弘

 

カメノサカの恩返しー片野坂知宏

 

理にかなっていた采配ー下平隆宏

 

大砲から大樹へー高木琢也

 

感想

Jリーグで百戦錬磨の名将たちのドキュメンタリー、1人1人のストーリーは濃いのが多く、地方サポーターの方にもぜひ一度目に通して欲しい一冊。

私が1番気に入りは小林伸二監督のストーリー。特にJ2日本屈指の戦術家の指揮官たちがあの手この手で勝ち点を奪い合う厳しいリーグだ。の一文に心惹かれた。

推しのチームがいるわけでは無いが、J2の試合は一試合はLIVEで見てしまう。群雄割拠で日本で1番過酷なリーグと言われているJ2リーグ。頂に届きしクラブは最高峰への挑戦権を手に入れ、底に沈んでしまったクラブは問答無用で降格される。

天国と地獄、昇格と降格、喜劇か悲劇ー

そこにまつわる名将と謳われた漢達の戦場とドラマー

是非、Jリーグファンやサポーターの方々に読んで欲しい一冊です