ビーンの本棚

小説や自己啓発本の感想文

筏田かつら『君に恋するなんて、ありえないはずだった そして卒業』

気持ちに気づくのにかなり遠回したー

あらすじ

普通に過ごしていれば、接点なんてなかったはずの飯島靖貴と北岡恵麻。
徐々に仲良くなり、「好き」という気持ちも芽生え始めていたところで、恵麻が友達に放った陰口を靖貴は耳にしてしまう。
すれ違ったまま向かえた一月、大学受験を控えた靖貴は「遠くの大学を受ける」という選択肢を考え始めて……。
不器用すぎる二人の恋は、どう卒業を向かえるのか。

 

感想

ウヒョーーーー。

焦ったさやばい。どんだけ被害妄想してるの。確認すればわかるのに変なプライドや邪神が入って聞けるに聞けない

靖貴よ、お前になりたかったー

羨ましすぎるし、自転車に乗って彼女の元に戻ったシーンは胸熱。それでこそ漢よ。

最後の(遠回りしたぶん、たくさん増えたもの)の章が1番好きです。

 

好きなシーン

山形まで会いに来た旧友克也と田村に靖貴が尋問する場面、お腹抱えて笑った。小説で笑ったの初めてかも(笑)