ビーンの本棚

小説や自己啓発本の感想文

櫛木理字『ホーンテッドキャンパス』170せ

 

八神森司は、幽霊なんて見たくもないのに、「視えてしまう」体質の大学生。片想いの美少女こよみのために、いやいやながらオカルト研究会に入ることに。ある日、オカ研に悩める男が現れた。その悩みとは、「部屋の壁に浮き出た女の顔の染みが、引っ越しても追ってくる」というもので……。次々もたらされる怪奇現象のお悩みに、個性的なオカ研メンバーが大活躍。

 

猛暑が続く夏、夏といえば皆さんは何を思い浮かべますか?

海、虫取り、スイカ、いいや違うでしょう。夏といえばホラーでしょう。

暑い夏からひんやりとした涼けさをもたらす世にも奇妙な体験できるのが真夏の特権でしょ。

そんなホラー小説で紹介したいのが、実写化もされたこの一冊です。

程よいホラー加減と魅力たっぷりなオカケンのキャラクターたちがおりなすキャンパスライフ。あなたも是非手に取ってみてください。

 

キャラクター

八神森司(やがみ しんじ)

大学一年生(一浪)超草食男子、霊が見えるが対処はできない。こよみに片想い中。

 

灘こよみ

大学一年生。美少女だが常に眉間にシワが寄っている。霊に狙われやすい体質。

 

黒沼部長

大学四年生。オカ研部長。こよみの幼なじみ。オカルトについての知識は専門家並み。霊は見えない。

 

黒沼和泉(くろぬま いずみ)

大学三年生。身長190cmの大柄。黒沼部長の分家筋の従兄弟。部長を本家と呼んでいる。霊が見える。

 

三田村藍(みたむら あい)

大学三年生。オカ研副部長。身長170cm以上のスレンダーな美女。姉御肌で男前な性格。霊は見えない。