ビーンの本棚

小説や自己啓発本の感想文

汝、星の如く 凪良ゆう

新年あけましておめでとうございます⛩

皆様は正月はどうお過ごしですか?

私はだらけた年越しを過ごしていました。

新年一本目の投稿になります。

正月に読みましたこちらの本を紹介させていただきたいと思います。

 

 

去年、大ヒットし2023年本屋大賞受賞にも選出されたこの一冊

著 凪良ゆう 『汝、星の如く』

あらすじ

その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。


ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

 

 

読むのが遅すぎたと罪悪感を感じてしまうほどに何で積本に紛れさせてしまったのだろうと後悔をしてしまいました。

けど、新年一発に読んだ小説がこの本で良かったとも思っています。

なんて不条理で不自由な世界なのだろうか?

親が親の責務を果たせず、子が自らに大人の役割を担ってしまうー

これの文言がぴったりくると感じてしまう一冊でもありました。

そして大切な者を失う前に巡り会う二人、この物語は最後まで読み応えがある小説です。