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小説や自己啓発本の感想文

櫛木理宇『ホーンテッドキャンパス 死者の花嫁』

 

あらすじ

霊が見える(だけ)の草食男子大学生・森司。片想いの美少女・こよみとの輝ける夏休みのため、図書室で勉強していた彼が出会った怪しい学生とは……。ほか、始めてのサークル合宿でのお話も収録の第4弾!

 

感想

季節は夏、ホラーにはもってこいなシーズンにオカルト研究会は合宿を開催。

海近くの別宅、大学生同士での飲み会🍺、男と女のツーペアの肝試し。

読んでいるこっちが羨ましくなる大学生ライフを満喫しやがって、このチクショー。

ムカサリ絵馬のお話は結構不気味。

オカルトではなく民学に近そう。

タイトルにある『死者の花嫁』という題材にピッタリな風習を持ってきましたね。

“未婚のまま散った我が子に晴れ姿を支度してやること”

部長が発したこの言葉は分かりやすく的を得ているなと思った。

この国にも怖い風習は昔からあったんだと背筋がゾワっとした。

 

最後に主人公が想い人を連れ、先輩の車を無断で乗って山形まで行ったエピソードは個人的にこのヤローって思った場面でした。

 

他にも面白い話も収録されているので是非読んでみてくれると嬉しいです。

 

次回も読み終わりましたらブログ更新していきますので、よろしくお願いします🤲